自己催眠とは
自己催眠というのは、読んで字の事しで、自分で自分に催眠を掛けることです。
自分で自分に催眠を掛けるので、他人に催眠を掛けてもらうときの他人役を自分でやることになります。
つまり、掛け手と掛かり手が一人なので、難しさが上がります。
催眠に掛かる場合、多くの人はぼーっとした状態か、もう少し深い状態に入りますから、そこで考えたりするのが難しくなります。
結果として、深い催眠状態は作れません。
覚めた意識と、催眠状態のまどろんだ意識を同時に引き起こすからです。
もちろん、慣れればある程度は入れるのですが、それでも意識は保っている場合がほとんどですから、他社催眠に比べると浅いレベルになります。
自己催眠の難しさを回避する
他社催眠と同じ催眠状態を目標とすると深さに上限ができますが、別の角度から考えることで意識を保ったまま、深いトランスに入ることができます。
それは、催眠状態とは何か? ということです。
自分の内側で集中状態を作れば、それはトランスです。催眠整トランスとはちょっと違って、集中しているような状態です。
スポーツ選手で言えば、ゾーンと言われる意識状態です。
それに自在には入れるようになれば、その瞬間、周りの雑音は消え自分の意識だけの世界に入りますので、そこでの暗示を行えば深い自己暗示ができるということになります。
しかし、普通の人でこれができる人は少ないので、現実的ではないかも知れません。
自己催眠術のかけ方
そこで、誰でも簡単にトランスには入れる方法があります。
人の脳は一定の作業をさせることでトランス状態になることがあります。
ですから、一定の作業を強要し、その上で暗示を言う(入れる)ことができれば、自己暗示は成立します。
方法としては次の通りです。
1.意識が催眠状態に入るような誘導文を作る(10分程度)。
2.暗示文を作る。
3.催眠状態から覚醒する誘導文を作る。
これを順番に声に出して朗読します。
そうすることで、催眠状態に入り暗示文を聴き、覚醒します。
この本に詳しく例もあって書いてあるので興味がある方は読んでみてください。