簡単な催眠術
良くセミナー等で先生が受講生に掛けるときこんなやりとりがあります。
先生が受講生の肩に手を触れて、【はい、もう立てません】
これだけで立てなくなってしまう人がいます。
実際には、立てないのではなくて「立ってはいけない」と思ってしまうことで、動けなくなってしまいます。
これは受講生が先生は凄いって思っているとより効果的に作用します。
こういうのを権威暗示といいます。
簡単な暗示ですが、実はこれ、家に中で良くやられてました。
まだ、親に権威があったころ、親の言葉は絶対なんて子供が思っていると、親のちょっとした一言が深く暗示されてしまいます。
公園で子供が走っていて、お母さんが「○○くん、転ぶよ」って言った途端に、転んでしまったりするのはこれの一種かもしれないですね。
催眠術で手が開かなくなる
催眠術で手が開かなくなるというのは宴会で良くやる遊びです。
何も知らない人に【ぎゅーっと手を握ってください、もっともっと、もっと強く!】なんて風に力を入れさせます。
その拳を包むように両手で更に包んでぎゅっと押すようにして【もう開きません】って宣言します。
そうすると不思議と手が開かない人が何人か出てきます。
数秒は開きませんから、その間に手を触れて【開きます】って宣言してあげると、手が開くようになります。
こうすることで、自分は掛けての言うとおりになってしまったと思うので、畳み掛けるように催眠術を繰り出せば抵抗力が低下して、より深い催眠へ誘導することも可能です。
被暗示性テストとして、掛かりやすさを計る一つとしてこれをやる人もいまし、比較的オーソドックスな方法です。